↑クヌギの根際で見つけた♀

(2015年8月初旬・豊川市千両町)

樹液が溜っているような場所に樹液まみれになって暮らしているのを良く見かけるクワガタで、豊川市内ではスジやミヤマクワガタよりも平地に近い所にも生息するが、良く見られるのは山の斜面が多い。♀はスジクワガタよりも更に鞘翅のスジが目立つ。

↑豊川市千両町産の大歯形の標本

♂で見られるのは圧倒的に小歯型が多い。小歯形ではやっとこ型の細い大あごの根元に一対の小さな内歯がつく。大歯型は写真のように大あごの真ん中付近にも内歯が現れ2対となる。

2014-2015年では♂に会うことが出来なかった。やはり昔より雑木林も個体数も減っていると実感させられた。