ウスバキトンボ
全長 44~54㎜
2014・10・14 豊川市豊川町
空き地や公園等の開けた空間をふわふわと群れて飛んでいる薄橙色のトンボで中々止まらないことが多い。
毎年世代を繰り返しながら北上して行くと言われる。夏以降は最もよく見かけるトンボあろう。
アキアカネ ♂
全長 35~45㎜
2014・10・17 豊川市野口池
赤トンボと言えばコレと言える代表種。暑い夏は涼しい山地へ移動して秋になると里へ降りて来る。成熟しても胸までは赤くならない。
ナツアカネ ♂
全長 35~43㎜
2014・10・17 豊川市御津町
アキアカネによく似るが胸の黒線の間が広い。成熟した♂は胸まで赤くなる。アキアカネに比べて少なめ。
マユタテアカネ ♂
全長 30~43㎜
2014・9・9 豊川市日吉原地区
前二種に比べて弱々しいグループで顔に一対の黒斑が現れる。池の縁や林縁で見られる。まれに翅の先端が黒い♀が現れる。
マイコアカネ ♂
全長 30~40㎜
2011・7・28 豊川市御津山
成熟した♂は顔面が白くなる。ヒメアカネに似るが胸部の模様が少し違う。市内ではあまり見られない。
ヒメアカネ ♂
全長 29~38㎜
2014・10・18 豊川市千両町
マイコアカネに似るが♂腹端の上付属器が殆ど反りかえらない。半日陰になるような林縁とかでかなり多く見られる。
コノシメトンボ ♂
全長36~48㎜
2014・9・22 豊川市ふるさと公園
翅の先端が黒くなる赤トンボでは一番普通に見られる。胸の真ん中の黒色条が途中で曲がって後ろの線に繋がるのが特徴。
リスアカネ ♀
全長 33~46㎜
2014・10・10 豊川市上長山地区
コノシメトンボに似るが胸の真ん中の黒色条は途中で途切れる。成熟した♂でも胸までは赤くならない。半日陰の水域付近の枝先に単独でいるのを見かけるが多くない。
ノシメトンボ ♀
全長 38~50㎜
2011・9・28 豊川市野口池
♂でも赤くならないつま黒のトンボで、胸の真ん中の黒色条はまっすぐ上にまで伸びる。最近市内では数を減らしていて、ここ数年見た記憶が無い。
ミヤマアカネ
全長 32~41㎜
2014・10・16 豊川市上長山地区
翅の先端寄りに帯があるが、先端は透明。成熟すると♂はかなりきれいな赤に染まるが♀は黄褐色。市の北部山麓で見られるがやや少なめか。
ネキトンボ ♂
全長 38~48㎜
2014・10・1 豊川市音羽長沢
翅の基部がオレンジ色の真っ赤なトンボ。♀は茶褐色。少なめの種類だったが最近になって良く見かけるようになって来ている。
ショウジョウトンボ
全長 40~53㎜
2015・6・4 豊川市足山田地区
ネキトンボに似るが胸に黒条が無く脚も黒くない。比較的よく見られる種類で池や水田の他人工の池等にも現れる。
ハッチョウトンボ
全長 17~21㎜
参考画像―新城市作手
とても小さなトンボでイトトンボよりも短い。成熟した♂は本当に真紅になる。千両町や御油町で記録されているが自分は見ることが出来ていない。
ハッチョウトンボ ♀
参考画像―新城市作手
♀の模様は独特。生息する湿地は局地的だが、発生地で見られる数は多い。旧音羽町地区では長沢や萩で記録されている。
豊川市で記録されている種類
キトンボ 2002年に萩地区での記録がある。
アメイロトンボ 2002年に長沢地区で記録された。南方系のトンボで偶産種と考えられている。
トンボ科の仲間は写真でも♂♀の区別をし易い。
→のように尾の先のヒゲ(付属器)の
間隔が狭くて長いのが♂
♀はヒゲが短く、その間隔が広くて
間に山型のでっぱり(産卵管等)が見て取れる。
写真はどちらもナツアカネだが
他の種でもこの要領で区別出来るものが多い。
横から見る場合は♂には腹部付け根の腹側に明らかなでっぱりがある。ここに尾の先から出た精子を移しておき、♀はここに尾を当てて受精する。
こちらは♀。
♀はその必要が無いのですらっとしている。