トラフカミキリ
(2012年7月上旬・豊川市足山田)
養蚕の名残で桑畑が残されていた頃は普通種でよくスズメバチと間違われたりしていた。桑の伐採と共に珍しい虫となってしまいつつある。この個体を得た桑の大木も2015年に伐られてしまった。
ヨコヤマトラカミキリ(標本)
(2001年5月2日・豊川市代田町赤塚)
トラカミキリの中では少ない部類に入るとされるが本宮山系では昔から確認されている。この個体は東名高速道路の側道で仕事中に同僚のズボンに止まっていた。山麓部なら標高が無くても分布しているようだ。
クロゲンゴロウ
(2014年9月中旬・豊川市八幡町)
2㌢を超える大きめのゲンゴロウで真っ黒で無紋。1996年に千両町で2桁確認しているが、最近では見ることが出来ておらず、今回八幡町で一頭だけ確認。千両町では同じ1996年に、大型のゲンゴロウ(通称タダゲン)も1♀確認している。
ムモンシリグロオオキノコ
(2011年11月下旬・豊川市千両町)
雑木の枯死部に生えるヌメリスギタケというきのこに集まるオオキノコムシの仲間。きのこ自体が少ないのでこの虫にも出会う機会もまれ。
ヒロオビジョウカイモドキ
(2013年7月下旬・豊川市当古)
派手な色彩だが体長3ミリ程と小さいアリ並でなかなか気付かない。
市内での数は良く分からないが自分的には一期一会の虫。
アリモドキカッコウムシ
(2015年4月中旬・豊川市八幡町)
1㌢弱ほどの可愛い虫だが肉食で他の虫を襲う。愛知県の山地ではよく見かけるが八幡町の森にもいた。
アヤオビハナノミ
(2014年6月下旬・豊川市足山田)
1㌢を超えるハナノミの大型種でクサギやアカメガシワ等の幅の広い葉の上でよく見かける。1990年頃までは全国でも希だったようだが、最近では色々なサイトで紹介されている。
クリイロヒゲハナノミ
(2016年8月下旬・豊川市千両町)
前種よりも更に大型のハナノミでこの個体は17㍉もあった。主に夜行性で椎の朽木に集まるようで灯火に飛来した。
クロカナブン
(2013年7月下旬・豊川市三上町)
黒光りしているカナブンで木のうろのような場所が幼虫の生育場所と言われる。市内ではそれほど少なくないが全国的に見れば多くない虫だと言われているようだ。
ヒゲコガネ
(2015年7月中旬・豊川市行明町)
豊橋市との境を流れる豊川流域に多く生息する大型コガネムシで、♂のヒゲはハリセンのように広がる。分布が局所的な傾向があり愛好家に人気がある虫。
アオマダラタマムシ
(2012年6月中旬・豊川市財賀町)
小型種が多いタマムシ科のなかでは目立つ存在で2㌢強の個体が多い。シイの伐採木上で多くの個体が見られた。